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雑記|miscellaneous notes

HP Probook 4520s メモリ増設とSSDへの換装

投稿日:2016/04/21(更新日:2020/05/12)

カテゴリ:パソコン

タグ:

cpu-z

無事CPU交換を終えた4520sでしたが、依然としてPCの起動やソフトの立ち上がりが遅いので、今回は「メモリ」と「HDD」を交換していきたいと思います。

分解の手順は前回の記事をご覧ください。

メモリ増設(交換)

DSC01944

交換用に用意したのはCorsairの高品質メモリ「VENGEANCE(1600MHz)4GB」 x 2枚です。

4520sはスペック表で1066MHz動作となっていましたが、メモリは下位互換があるのと、将来的な他のPCへの流用も考えて、1600MHzのメモリを購入しました。

もう少し安いメモリを探したい場合には、普及帯で種類も多く 安い傾向にある1333MHzメモリがおすすめです。

1066MHzのメモリに関しては、種類が少なく値段も割高な事があるため、1066MHz対応のPCであっても、あえて1333MHzのメモリを買った方が安い場合があります。

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なお、4520sで扱えるメモリは最大8GBまで(4GBx2枚)となっています。8GBx2枚などは使用できません。

メモリが見える箇所まで分解したところから、交換の作業していきます。

ここまでの分解の手順は前回の記事を参考にしてください。

DSC01957

メモリは、ツメで固定されているので、両サイドに広げます。

DSC01959

メモリが起き上がるので、引き抜きます。

DSC01960

メモリの向きに注意して、新しいメモリをしっかりと挿し込み、カチッと音がするまで倒します。

DSC01961

2枚目は、同様に上のスロットに挿せば交換完了です。

mem

起動後、無事動作が確認できました。

SSD換装

DSC01942

SSDは「Samsung 750 EVO(250GB)」に交換します。公称値で「読み出し540MB/s 書き込み520MB/s」と 高速な上、Sumsungなので品質も信頼感があります。ボトルネックになるSATA2では最大速度がでないので少し勿体無いSSDですが、本体が安く済んだので奮発していきます。

使用環境にもよりますが、SSDは最低でも250GBはあった方が無難です。ノートPCの場合、外付けストレージを使わない限り、内蔵のストレージ1つで、システムとデータを保存しなければならないので、結構カツカツになると思います。

DSC01952

まず、SATA-USB変換ケーブルなどを使って、現在のシステムドライブの内容をSSDにコピーします。(クリーンインストールの場合は必要ありません。)今回はSumsungの専用データ移行ソフト「Samsung Data Migration」を使用しました。

大抵の場合、SSDを買えば そのメーカーのデータ移行ソフトが付属しいています。余計なファイルは消しておいたので、USB2.0でも20分ほどでコピーは完了しました。

DSC01967

HDDはパームレストを外したところにあります。外し方を説明したシールが貼ってあるので、その通りに外していきます。

パームレストまでの分解の手順は前回の記事を参考にしてください。

DSC01968

取り外せたら側面のネジ4本を外し、マウントからHDDを外します。

かなり硬かったので、精密ドライバーよりトルクの効きやすいドライバーがオススメです。

DSC01969

後はSSDに入れ替えて、戻していけば完了です。

交換後のベンチマーク結果

hdd-sdd

左 HDD 右 SSD

SSDはSATA2がボトルネックになってシーケンシャルが250MB程度しかでませんが、それでもランダム性能(4kの部分)が圧倒的に高いので、交換する価値は十二分にあると思います。

OSは細かいファイルの読み書きがほとんどなので、ランダム性能が快適さに影響しています。

起動時間(動画)

いろいろ交換前は、ログイン画面にいきつくまでに40秒以上かかっていましたが、約13秒になり、とても速くなりました。
起動時間だけならうちのメインPCとそんなに変わりません。ソフトの立ち上がりもスムーズです。

ゲームやエンコードなど高負荷はきついと思いますが、十分快適に使えるPCになったと思います

かかった費用

4520s本体(ジャンク) ¥5,000 + 送料¥1,500
ACアダプター(アウトレット) ¥1,845
Windows 10アップグレード ¥0
CPU i5-560M(中古) ¥2,980 + 送料¥164
メモリ4GB*2(新品) ¥3,450 x 2
SSD 250GB(新品) ¥7,980
合計 ¥24,869

最近のノートPCでも3万円前後で売られている安物は、CPUがCeleronやAtomであったり、メモリも2GBしか積んでなかったり、役に立たないレベルなので、それに比べたら十分なコストパフォーマンスだと思います。メモリとSSDのランクを下げればもう少し安くなる余地があります。

最終的なスペック

OS Windows 10 Pro 64bit
CPU Core i5-560M 2.66GHz(ターボブースト時最大3.2GHz)
GPU インテルHDグラフィックス(CPU内蔵)
チップセット HM57 Express – CPU Socket PGA988
メモリ CORSAIR VENGEANCE 4GBx2 – DDR3-SDRAM 1600MHz@1066MHz
SSD SUMSUNG 750 EVO 250GB
カラー ボルドーレッド
液晶 15.6インチ 1366 × 768
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
サイズ / 重量 372 × 250 × 27.7 mm / 6セルバッテリ搭載時 約2.39kg
無線LAN Atheros 9285G – IEEE 802.11b/g/n
インターフェイス ミニD-sub×1、USB2.0ポート×3、eSATA×1
LANポート、HDMI 1.3、マイク入力、ヘッドフォン出力

これ以上拡張するなら、CPUを「i7-640M」にするぐらいなので、いつか入手できたら交換してみたいと思います。
スペックを優先するなら他のノートPCという選択肢もあったと思いますが、見た目が気に入っているので満足な結果となりました。

関連記事:HP 4520sのCPUをi7-640Mにアップグレード

2016/05/08追記

記事公開時に「1600MHz動作対応」と記載していましたが、「1066MHz動作まで対応」の間違いでした。お詫びして訂正させていただきます。4520sはCPU内蔵メモリーコントローラの仕様上、メモリの対応周波数は「DDR3 800/1066」となっています。 Core™ i5-560M Processor|Intel製品情報


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投稿日:2016/04/21(更新日:2020/05/12)

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