
プロミュージシャン向けのモニターイヤホン「UM Pro50」を買ってみたので雑感など書いていきます。
UM Pro50は2017年にデザインがリニューアルされていますが、こちらはリデザイン前の古いタイプになります。デザイン面だけの変更で、内部は同じ物のようです。UM Proは10,20,30,50と種類がある中で最上位モデルにあたります。
主な特徴
- 低域×1、中域×2、高域×2 の計5基のバランスド・アーマチュアドライバ
- 3Wayパッシブクロスオーバー
- モニターイヤホン(フラットな周波数特性)
- MMCXリケーブル対応
試聴環境

- DAC:FiiO K3(バランス駆動)
- ケーブル:onso 2.5mm(4極)-MMCX
- イヤホン:UM Pro50
- イヤーチップ:Comply Tsx-100
- 音源:ハイレゾflac(Foobar200 ASIO)
今回、中古で本体のみを買ってきたので、リケーブル済み、バランス接続、イヤーチップも社外品で使用しての感想になります。予めご了承ください。
音の感想
5BAだけあって音の分離感が強く、解像感も高いので、それぞれの音が別の音としてしっかり聴くことができます。クロスオーバー処理は完璧で違和感は感じられません。
中音域を中心に鳴っている感じで、イヤモニとしては意外にパワフルなサウンドに感じます。楽器とボーカル、それぞれ埋まることなくどちらも前に来てる感じです。
高音域、低音域はおとなしめで他の音を邪魔しない程度に上品に鳴ってる印象です。
バランスド・アーマチュアらしくダイナミックドライバに比べて音のリアリティは一段上で、大きな差ではないですが、若干本物っぽさが感じられます。
音場は多少の広がりは感じますが、音はすごく近く、ボーカル、楽器がすぐ目の前で鳴ってる印象です。
まとめ
音の分離感、解像感が優秀でひとつひとつの音がパワフルかつ繊細に鳴っている、いい意味でモニターらしくないイヤホンだと感じました。バランス駆動でその辺りが強調されてる感もありますが、傾向としてはそんな感じだと思います。
5BAだけあって音の再生能力は非常に高く感じられ、イコライザーでバランスを変えれば好みのサウンドにすることもできると思います。BAですが低域もイコライザーで上げるとサブウーファーがあるような重低音を聴くこともできました。
情報量が多いですが、低域、高域がいきすぎて出ていないので聴き疲れはしにくいと思います。リスニング、モニターどちらでもこなせる非常にクオリティの高いイヤホンだと思います。
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