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オーストリアのマイクメーカー「ルウィット」から、エントリー向けのコンデンサーマイクとして評判の良い「LCT 240 Pro」を買ってみました。外観チェックや雑感など簡単に紹介していきます。
購入したのは、数量限定でショックマウントが付属する「ValuePack」になります。一緒に入ったパッケージがある訳ではなく、単品でも販売されているショックマウント「LCT 40 SH」がそのまま一緒に届く様です。
ValuePackは通常のLCT 240 Proのお値段そのままで、5千円ほどするショックマウントが付いてくるのでかなりお得だと思います。記事投稿時点(2020/07/27)ではまだValuePackを販売している店舗はいくつかありましたので、購入の際はValuePackを探してみるのをおすすめします。
外観チェック
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付属品は、本体、マイクホルダー、ウィンドスクリーン、ゴム製バンド、マイクケース、冊子類、となります。
冊子類は日本語の物もちゃんと付属しています。また、保証が購入日より2年間となっており、一般的な保証期間1年より長くて安心です。
ゴム製のバンドについては、説明書の付属品一覧にも載っておらず用途不明です。おまけ的なリストバンドでしょうか?
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本体正面から。2/3インチのダイアフラムを採用しています。(上位モデルの440PUREは一般的にラージダイアフラムといわれる1インチになります)
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上部も網状になっています。
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背面には動作電圧が48Vを示すものと思われるP48と、指向性の表記 カーディオイド(単一指向性)が印字されています。
ボタンやスイッチ類はなく、ハイパスや指向性の切り替えには対応していません。
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接続はXLR端子となります。動作には48Vファンタム電源が必要ですので、供給できる機器(オーディオインターフェイス等)を用意する必要があります。また、XLRケーブルは付いていないので別途必要です。
関連記事:NI / KOMPLETE AUDIO 2 外観チェックと雑感【AudioIF】
![](https://a2tk.com/wp-content/uploads/2020/07/DSC00779.jpg)
ウィンドスクリーンが標準で付属します。
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しっかりした厚さがあるので、風のある環境でも安心かと思います。
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クイックスタートガイドには簡単なマイクポジションの説明なども載っており、初心者にはありがたいと思います。
ショックマウント LCT 40 SH
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ValuePackを購入するとショックマウントが付いてきます。
LCT-240 ProとLCT-440 Pureどちらでも使用できます。(LCT-440 Pureはショックマウントとポップフィルターが最初から付属しています)
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純正品だけあって一体感がすばらしいです。
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底面のリングを回す事で締め付けてロックできます。上下逆さまに設置してもしっかり固定されます。なお、内側はラバーになっています。
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ネジ穴は内部にアダプタが内蔵されていて「3/8、5/8」どちらのスレッドにも対応しています。
ポップフィルター LCT-50-PSx
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純正のポップフィルターが別売されているのでこちらも買ってみました。布製に比べて手入れ簡単で、音質的にも優れる金属製のポップフィルターです。
ちなみに、2019年のブラックフライデーセール(2019年11月18日〜2019年11月29日)では、LCT 240 Pro ValuePackを買うと、このポップフィルターが貰えるキャンペーンも行われていたようですが、残念ながら現在は終了しています。
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純正のシリーズ専用デザインなので、LCT240のコンパクトさを損ねることもなく、デザインも良い感じです。磁石で取り付けるタイプなので着脱もワンタッチです。
公式録音サンプル
アコースティックギター
ボーカル
雑感
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コンパクトでスタイリッシュな外見が良い感じです。上位モデル440PUREはロゴ部分が黒でシックな印象ですが、こちらは緑色でポップな印象です。ノイズは感じられず、明るく透明感のあるサウンドが魅力です。低域は控えめでローカットしなくても使いやすいバランスかと思います。今回、レコーディング用というよりテレワークなどのボイスチャット用に購入しましたが、聞き取りやすくて良い感じでした。コスパも良いと思いますのでデザインが気に入った方にはおすすめです。
あとがき(ボイスチャットについて)
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ボイスチャットで使用する場合は、マイクにミュートスイッチがありませんので、フリーソフトの「AudioController」などを使い、マイクミュートをキーボードのキーに割り当てるのがおすすめです。
AudioControllerでは、どのソフトでもほとんど使用されていない「ScrollLockキー」をミュートボタンに設定し、キーボード上の「ScrollLockランプ」をミュート状態の確認に使用する方法が大変便利です。
AudioController ホットキーでオーディオデバイスを操作 | TanTanSunのブログ
![](https://a2tk.com/wp-content/uploads/2020/07/2-1.jpg)
加えて、コンデンサーマイクは周囲の雑音なども結構拾ってしまう傾向があるので、「RTX Voice」などのノイズキャンセリング機能を使うと、雑音の無い聴き取りやすい音声になって良いと思います。
RTX VoiceはRTX系のグラボで使用できます。かなり強力なのでおすすめです。多少は声に加工された感はでますが気になるほどではなく、それ以上にキーボードやクリック音、扇風機や椅子の音などの生活音、息などもきれいに消してくれるのがでかいです。
また、RTX Voiceの処理にはCUDAコアが使われているらしいのでGTX系でも動作できます。インストール時に設定ファイルからGPUのチェック部分を消す事で使用できますが、公式サポート外の動作となりますので、使用される際は自己責任で行ってください。やり方はリンクを載せておきます。
ASCII.jp:RTX Voiceの超強力なノイズキャンセルはゲームプレイにどの程度影響するのか検証してみた (2/5)
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