遅延わずか1msのLIGHTSPEEDワイヤレスに加え、最長60時間(LEDオフ時)という圧倒的なバッテリー寿命、接続の安定性といい、ワイヤレスで問題だった部分を全てクリアしてきたLogicoolの「G PRO Wireless」をレビューしていきます。
多くのFPSで有線マウスを抜いてプロゲーマーの使用率が一番高い最強マウスです。ただし価格も最強です。
プロゲーマーの使用デバイスや設定をまとめた海外サイト「ProSettings.net」では、ベストゲーミングマウスの1位として紹介されています。
Best Mouse for Gaming – The Ultimate Guide | ProSettings.net主な仕様
発売 | 2018年9月 |
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センサー | HERO 16K |
DPI | 100~16,000DPI |
レポートレート | 最大1000Hz |
ワイヤレス テクノロジー | LIGHTSPEED |
マイクロプロセッサ | 32ビットARM |
バッテリー寿命 | デフォルトのライティング:48時間 ライティングなし:60時間 |
重量 | 80g |
保証 | 2年間 |
開梱
箱はオシャレです。
よくある上に持ち上げて開けるタイプの箱です。
付属品
付属品 |
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付属品は上記の通りとなります。交換式のサイドボタンとキャップは本体にも2個ずつ付いています。
付属のUSB充電ケーブルはマウス本体の端子に合わせてマイクロUSBになっています。レシーバーを使うときは付属のアダプタを使って変換します。
なお、USBケーブル接続時(充電中)は有線マウスとしても使えます。
ワイヤレスレシーバーは付属のケーブルを使って、マウスの近くに置いて使う形が推奨されています。実際のところ、ワイヤレスは最長10メートルで使用できますが、電波干渉を避けて最大限にパフォーマンスを発揮する為と、レシーバーに使っているUSBケーブルを充電でも使用するので、その利便性も考え20cm以内の配置が勧められています。
ちなみに無線は2.4ghz帯を使ってるので、干渉しそうな機器(Wi-Fiルーター、電子レンジなど)は2m以上離しましょう。
外観チェック
左右対称で万人に受け入れられやすい形状です。表面はサラサラとしていて触り心地は良いです。つまみ持ちでも滑ることなくグリップ感は問題ありません。今まで使ってきたマウスより汚れが付きにくい印象があります。
左側にはサイドボタンが2個ずつ付いています。
右側は、初期状態ではサイドボタンにキャップが付いておりボタンとしては使用できません。交換式のボタンとキャップが付属しているので、付け替えることで左右4ボタンフルで使ったり使わなかったり、左右どちらかを使ったりと使い分けが可能です。
取り外せるので、隙間の掃除がしやすいのも地味に良いところです。
メインボタンは金属バネが入っていて軽い押し心地と、手応えのあるクリック感を実現しているようです。確かに軽くて、押しやすいと思います。
底面には電源スイッチとDPI切り替えボタンがあります。電源は無操作状態が続くとスリープモードになるので、基本的にオンのままで問題ないと思います。
下部にはワイヤレスレシーバーを収納する場所が用意されています。ここのカバーを外すと2gほどの軽量化にもなります。カバーは磁石で付いており、下の丸い印の部分を押し込むと、反対側がせり上がって外せます。
公称値通り超軽量80g
重量は公称値ピッタリの80gです。1mmの極薄アウターシェルや最新の設計などにより、一般的な有線マウスより軽いです。さすがに最近のハニカムシェルを採用した超軽量マウスには敵いませんが、バッテリーを内蔵したワイヤレスマウスでありながら、非常に使いやすい軽さを実現しています。
ライティングなしで最長連続60時間
デフォルトのライティング設定で48時間、ライティングなしなら60時間の連続使用が可能です。普通に使ってたら1~2周間は普通に持ちます。充電自体も2時間程で終わるので、充電の手間はほとんど感じません。
大会などで使用する場合にも、事前に充電しておけば、電池切れを気にする必要はほぼないと思います。
LOGICOOL G HUB対応
Logicoolの統合ソフトウェア「G HUB」に対応しており、ソフト上からLEDのオン/オフ、アニメーションの変更、ボタンの割当やプロファイルの設定など、細かな設定が可能です。
Logicool G HUB|gaming.logicool.co.jpDPIはスライダーを動かすと50刻み、数字の入力でより細かい単位でも設定できます。
付属のソールはよく滑る
付属のソールはなかなかよく滑ります。Hyperglideに変えてみましたが、比べてもほとんど変わらないぐらいで、交換しなくてもよかったなと思ったぐらいです。
ちなみにソールは外す際は、一番下から剥がさないと、一部の層が残ってしまう事がありました。再利用したい場合は慎重に剥がす事をおすすめします。
分解の際はソールの下にネジがありますので、ソールを剥がす必要があります。
ローセンシで特におすすめ
ケーブルの抵抗が無くなるのはとても快適で、特に大きくマウスを動かすローセンシでおすすめです。HEROセンサーの精度も優秀で、有線マウスの時よりセンシを下げても使いやすくなり、より細かく正確なリコイルコントロールが出来るようになったと思います。ワイヤレスになったことによる遅延は分からない程度で違和感は感じられません。筆者はつまみ持ちなのでエルゴノミクス形状より逆に持ちやすくて良い感じでした。
まとめ
良い点
- ケーブルの抵抗感がなくなり快適
- 遅延が気にならない
- バッテリーがとても長持ち
- 充電が早い
- 誰でも比較的持ちやすい左右対称形状
- ソールの滑りが良い
- 2年保証
悪い点
- 価格も最強
おわりに
名だたるプロゲーマー達が使用している事と、数々の評価を見れば、間違いのないマウスだと言えると思います。価格は高いですがそれに見合う性能はあると思います。文句なくすばらしいマウスだと思います。2年間の保証もあり、長く使える製品ですので、買う際は保証の効く正規品の新品がおすすめです。
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