Z97世代のMBにはM.2スロットが付いているマザーボードもありますが、この世代のM.2スロットはまだPCIe2.0_x2の帯域分しかありません。最近は読み出し3000MB/s、書き込み2000MB/sを超えるようなPCIe3.0_x4に対応したSSDも販売されており、これをPCIスロット経由で使えないか試していきます。
今回は「MAXIMUS VII HERO」に「Sumsung 970 EVO」をブートドライブとして導入した時の流れを紹介していきたいと思います。
使用したもの
変換ボード | EasyDiy PCI-Express x4接続 M.2スロット増設インターフェースボード |
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M.2 SSD | Sumsung 970 EVO 500GB(MZ-V7E500B) + ヒートシンク |
「M.2 ↔ PCI-Express x4 変換ボード」を使って接続していきます。内部的にはM.2もPCIの帯域使ってるのでPCIスロット経由でも問題ないはずです。
EasyDiyは中華メーカーですが、今まで買った同メーカー品はどれもコスパが良かったので、今回も購入してみました。
970EVOは「シーケンシャル読み出し速度3400MB/s、シーケンシャル書き込み速度2300MB/s」のPCIe3.0×4に対応した高速SSDです。
M.2 SSDだけを接続した状態でOSインストール
接続後、BIOSを開いてみるとNVMeコントローラーから認識していることが確認できました。
最初、他のsataドライブも付けた状態でOSインストールを行いましたが、システムパーティションの作成がうまくいってないようでしたので、他のSSDやHDDは外した状態でOSをインストールしたほうが良さそうです。
BIOSの設定は、CMS無効、セキュアブート有効、ファストブート有効。OSはUEFI(GTP形式)でWin10_x64をインストールしました。
PCIe3.0スロット(赤いスロット)は2本あるうちの下の方にSSD、上の方にグラボを挿してました(たぶんどちらでも可)。16レーン共有なので、それぞれx8動作になってしまいますが、グラボは基本的にx16でもx8でも大差ないので問題ないと思います。
結果:ほぼ公称速度でました
無事、公称値の「シーケンシャル読み出し3400MB/s、書き込み2300MB/s」に近い速度がでて、ちゃんとOSのブートドライブとして使用できました。
Z97世代のMBでもPCI経由で高速SSDは使用可能でした。他のマザボでは試してませんので参考程度にお考えください。
M.2 SSDは熱対策をしっかり
今回のSSDはヒートシンク付きを買ったので、ファン当ててなくても40度ぐらいでなんとかなってます。M.2 SSDは熱がけっこうでますので、冷却はしっかりするのがおすすめです。温度が上がりすぎると性能を落として温度をさげにくる機能がついてます(サーマルスロット)
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