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KAWAI CA65 分解方法

投稿日:2016/12/20

カテゴリ:楽器

タグ:

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO250)

鍵盤とアクション部分のメンテナンスを目的とした、KAWAI電子ピアノCA65の分解の流れをレポートしていきます。

基本的にメンテナンスフリーとされている電子ピアノですが、CA65は木製の鍵盤を搭載し、鍵盤部分はアコースティックピアノに構造ですので、動きや調子が悪くなった時にはメンテナンスしてみるのも良いかと思います。

ご注意

分解を行うとメーカーの保証を受けられなくなる場合があります。
当記事に書かれた内容によって生じたいかなる損害に当サイトは一切の責任を負いかねますのでご注意ください。

分解手順

後ろの板、一番上の列のネジ4本を外します。写真は左側2本しか写っていませんが、右側の2本も同様に外します

※側面や下の方にあるネジを外す必要はありません(この板自体は外さなくて大丈夫です)

天板(譜面台がある板)を鍵盤側に少しズラしてから、持ち上げて外します。

※ テープがくっついていて動きずらい場合があります。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO320)

天板の裏側は写真の様になっています。左上の金具がフックの様に引っかかって固定されています。

次に「鍵盤蓋」を外します。両サイドにある、ギアを固定しているネジを外します。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/14 sec, ISO500)

ギア部分を持ち上げて外してから、手前の蓋部分もレールから外します。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO400)

鍵盤とアクションが見える状態になりました。

次は、写真中央のKAWAIと書かれている「鍵盤押さえ」を外します。

まずスピーカーを外していきます。

金具の内側にはワッシャーが付いているので、無くさないように注意しましょう。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/30 sec, ISO100)

ビニールタイ(針金)で配線が固定されているので解きます。

取り外したスピーカーは邪魔にならないところに置いておきましょう。本体側の配線には触らず繋がったまま進めます。

「鍵盤押さえ」本体を外していきます。真ん中のネジを外します。

後は両サイドのネジを外せば、「鍵盤押さえ」を外せます。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO250)

これで鍵盤が外せる状態になりました。

鍵盤とアクション

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO250)

鍵盤は持ち上げるだけで外せます。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/30 sec, ISO400)

鍵盤の支点となるバランスキーピンの根本には、クロスと紙パンチングが置かれています。

鍵盤を外す際にくっついて取れてしまう場合がありますが、鍵盤の高さを調整している大事なものなので、外れてしまったら元のピンに戻しましょう。

また、キーピンには潤滑剤が塗られているので、拭いたりした場合には塗り直す必要があります。汚れやサビがある場合には、磨き剤などで磨き 潤滑剤を塗り直します。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO250)

バランスブッシングクロスの劣化が激しい場合は交換したり、湿気で膨張している場合には専用工具のキープライヤーで調整を行ったりします。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/30 sec, ISO320)

フロント側にも、鍵盤が真っ直ぐ上下する為のガイドになっているフロントキーピンがあります。

アコースティックピアノの場合はこちらもパンチングクロスですが、CA65は直線状にクロスが貼られた形になっています。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/30 sec, ISO160)

フロントブッシングクロスは、アコースティックピアノとさほど変わらないと思います。

黒いネジ状のものがカウンターウェイトです。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO160)

鍵盤を外すとハンマーも外せます。CA65のアクションはだいたい写真のような構造です。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/30 sec, ISO125)

キャプスタンスクリューに相当する部分と、接触するクロスには、潤滑剤が塗られていますので不用意に触らないようにしましょう。ここのクロスは摩耗防止の為か、上にフィルムが付いています。

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/35 sec, ISO320)

今回分解したものは中古で購入したピアノでしたが、各部の劣化はほとんど感じられない良い状態でした。

唯一、鍵盤を少し持ち上げても戻ってこない状態でしたので、バランスホールの調整だけ行いたいと思います。

おわりに

M02 (2.87mm, f/2.4, 1/30 sec, ISO320)

電子ピアノの為、多少の違いはありましたが、CA65の鍵盤はアコースティックピアノに近い構造になっています。鍵盤のメンテナンスや修理を行う際は、アコースティックピアノでの修理や、整調などの工程が参考になると思います。

分解はさほど難しくはありませんが、内部に手を入れる場合にはピアノの構造や修理の仕方、整調についてある程度勉強されてから作業されるか、調律師さんに相談してみるのも良いと思います

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筆者

eN

フリーランスでウェブデザイナーをしています。資格:2級ウェブデザイン技能士、第二種電気工事士
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投稿日:2016/12/20

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